好きを旅にする——自分だけの「テーマ旅行」、始めませんか?

公開日時:2026-07-08
|
更新日時:1970-01-01
中島 久美子
中島 久美子
ひとこと: 「バスツアー=トイレ休憩だけの駆け足旅」をやめさせたい——それが私の使命です。
広告

📌 あなたはこんなふうに思っていませんか?

「もう観光地をはしごする旅行は疲れるなあ……」

「どこに行っても同じようなお土産屋さんばかり。」

「自分の好きなことにじっくり時間を使いたいのに、ツアーはあっちこっち連れて行かれる。」

そう感じたことはありませんか?

それなら、「テーマ旅行」 を始めてみませんか?

テーマ旅行とは、自分の心から好きなものを旅の中心に据えること。単に「行ったことがある」ではなく、「何をしたか・何を感じたか」が重視される、新しい旅の形です。

Bunnik Toursが2026年に発表したベビーブーマー世代(60〜78歳)の旅行トレンドレポートによると、高齢旅行者は「有意義で、体験中心の旅」 を求めるようになっています。日本国内でも、「自分の趣味を深める旅」 への関心が急速に高まっているのです。

 

なぜ今、趣味を旅の中心に据えるのか

① 時間と経験があるからこそ

退職後は自分の時間を自由に使える——これほど恵まれた環境はありません。長年の人生経験で培われた「自分が何を好きか」という確かな軸があるからこそ、趣味に没頭する旅がより深いものになります。

② 体力に合わせたペースで楽しめる

「全部回らなきゃ」という義務感がありません。自分の好きなことにだけ集中すればいいので、無理がなく、疲れにくい。ゆったりとした「没入型の旅」が可能です。

③ 同じ趣味の人との出会いがある

鉄道ファン、温泉好き、お寺巡りマニア——同じ「好き」を持つ人同士のつながりは、年齢を超えた新しい人間関係を生みます。孤独予防にも効果的です。

 

🗺️ 趣味別おすすめ旅プラン

🚂 鉄道旅——「乗ること」自体が目的

こんな方におすすめ:

  • 窓からの景色をじっくり眺めるのが好きな方
  • 電車の音や振動に癒やされる方
  • 駅弁を楽しみたい方

おすすめルートとその魅力:

一つ目は嵯峨野トロッコ列車(京都)。2026年にリニューアルし、保津川渓谷の絶景をゆっくりと楽しめます。車両が低床で乗り降りしやすく、沿線には休憩スポットも多数あります。

二つ目は富士山麓鉄道「富士山ビュー特急」 (山梨)。富士山を正面に望む絶景ルートで、自由席もあります。途中下車して富士山を眺めながらお茶を楽しめるカフェもおすすめです。

三つ目はSL「大井川鉄道」 (静岡)。国鉄時代のSLが今も現役で運行しており、のどかな茶畑の中を進む風景は格別です。

鉄道旅を楽しむコツ:

  • 「途中下車の旅」を楽しむ——一気に目的地に行かず、気になる駅で降りてみましょう
  • 駅弁と地酒を楽しむ——それだけでも立派な旅の目的になります
  • JRのシニア割引(ジパング倶楽部など)を必ず活用しましょう

 

♨️ 温泉巡り——「湯めぐり」という贅沢

こんな方におすすめ:

  • 温泉に浸かるのが何よりの楽しみの方
  • 湯治のような「滞在型」の旅が好きな方
  • 温泉街の散策も楽しみたい方

おすすめ温泉地とその特徴:

一つ目は草津温泉(群馬)。2026年に新たな温泉施設がオープンしました。強酸性の泉質で殺菌効果が高く、バスでの移動も可能です。湯畑は夜も見学でき、日帰り入浴施設も充実しています。

二つ目は別府温泉(大分)。8種類もの多彩な泉質が楽しめ、別府駅周辺にはコンパクトな日帰り温泉が密集しています。

三つ目は有馬温泉(兵庫)。金泉と銀泉の2種類の泉質があり、大阪・神戸からのアクセスも良好です。「太閤の湯」は大規模でゆったりと過ごせます。

温泉巡りを楽しむコツ:

  • 「湯めぐり手形」を活用すれば、複数の温泉をリーズナブルに楽しめます
  • 宿泊は「湯治宿」タイプを選ぶと、食事・入浴・休憩のリズムが整っています
  • 温泉街の地形は事前に確認を——坂が多い場所もあるので、平坦なコースを選びましょう

 

⛩️ 寺社仏閣巡り——「心を整える」旅

こんな方におすすめ:

  • 歴史や文化に興味がある方
  • 静かな場所で自分と向き合いたい方
  • 写経や座禅などの体験をしてみたい方

おすすめスポットと体験プログラム:

一つ目は高野山(和歌山県)。真言宗の聖地であり世界遺産です。宿坊に一泊すれば、朝の勤行(ごんぎょう)に参加できます。写経体験も用意されており、心を整えるには最適の場所です。

二つ目は鎌倉・建長寺(神奈川)。臨済宗の名刹で広大な境内を持ちます。初心者向けの座禅体験が予約制で開催されており、静かな時間を過ごせます。

三つ目は京都・三十三間堂(近畿)。1001体の千手観音像が並ぶ圧巻の空間で、音声ガイドが充実しているため、ゆっくりと見学できます。

寺社巡りを楽しむコツ:

  • 1日に2〜3ヶ所に絞る——ゆっくり参拝するのが旅の醍醐味です
  • 御朱印帳を用意して各寺で御朱印を集めれば、それ自体が旅の記録になります
  • 寺社のカフェや茶室で一服する時間も、計画に組み込みましょう

 

🍜 ご当地グルメ巡り——「食べる」が主役の旅

こんな方におすすめ:

  • 美味しいものが何よりの楽しみの方
  • その土地ならではの味を探すのが好きな方
  • 地酒・地ビールにも興味がある方

おすすめエリアと楽しみ方:

北海道なら、海鮮・ジンギスカン・乳製品が楽しめます。函館朝市や札幌二条市場などの市場巡りは、午前中の軽い散歩に最適です。

新潟なら、日本酒・へぎそば・のどぐろが名物。酒蔵見学ツアーは試飲付きで、ゆっくり歩けるコースが多く用意されています。

沖縄なら、沖縄そば・ゴーヤー・泡盛。小さな食堂が多く、一人でも入りやすいのが魅力です。

グルメ旅を楽しむコツ:

  • 昼食をメインに計画し、朝食は軽めに、夕食は早めに済ませましょう
  • 「食べ歩き」より「食べ比べ」——1軒でじっくり味わうのがおすすめです
  • 地元の市場やデパ地下も、手軽にご当地味を楽しめる穴場です

 

🏯 歴史探訪——「タイムスリップ」する旅

こんな方におすすめ:

  • 戦国時代や幕末に興味がある方
  • 城跡や史跡をじっくり見て回りたい方
  • ガイドの話を聞くのが好きな方

おすすめスポットとアクセス情報:

一つ目は姫路城(兵庫)。国宝・世界遺産で「白鷺城」の美称でも知られます。城の周辺はバリアフリー整備が進んでおり、電動車椅子の貸出もあります。

二つ目は松本城(長野)。現存天守で、北アルプスを背景にした姿が美しい城です。天守への階段は急ですが、外側からの見学だけでも十分に楽しめます。

三つ目は(山口県)。幕末維新の舞台となった街で、城下町がよく残っています。レンタサイクルがあり、平坦な街なので徒歩巡りもしやすいです。

歴史探訪を楽しむコツ:

  • ガイドツアーに参加すると、見逃しがちなエピソードが聞けます
  • 城は天守に登らなくても、石垣や庭園だけでも楽しめます
  • 歴史好きの仲間とテーマ別巡り(例:「関ケ原の戦いゆかりの地」)をするのも楽しいものです

 

🎨 アート・工芸体験——「作る」旅

こんな方におすすめ:

  • ものづくりに興味がある方
  • 自分だけの作品が欲しい方
  • 旅の「思い出」を形に残したい方

おすすめ体験と所要時間の目安:

陶芸体験は、益子・有田・備前など各地で実施されています。ろくろか手びねりで自分の器を作ることができ、所要時間は約2時間。焼き上がりは後日郵送してもらえます。

染物体験(藍染・草木染)は、徳島や京都などで人気です。天然染料で布を染める体験で、約1.5〜2時間。即日持ち帰りが可能なものもあります。

ガラス工芸(吹きガラス体験)は、北海道や沖縄などで体験できます。自分で形を作る楽しさがあり、所要時間は約1時間。初心者向けのプログラムが充実しています。

工芸体験を楽しむコツ:

  • 事前予約必須の体験が多いので、日程が決まったら早めに予約しましょう
  • 体験時間は午前中に設定し、午後はゆっくり観光するのがおすすめです
  • 自分で作った作品は、旅の最高の記念品になります

 

📋 自分だけのテーマ旅行を計画する3つのステップ

ステップ1:自分の「好き」を明確にする

自問してみてください:

  • 「時間を忘れて没頭できるものは何か?」
  • 「人に話すと楽しくなる話題は何か?」
  • 「今までで一番楽しかった旅行は、何が中心だったか?」

答えが出たら、それがあなたの「好き」 です。

 

ステップ2:「好き」を軸に旅の目的地を絞る

  • 鉄道が好き → 「この列車に乗るための旅」
  • 温泉が好き → 「この泉質を求める旅」
  • お寺が好き → 「この御朱印を集める旅」
  • 食べ物が好き → 「この味を食べる旅」

目的地は「好き」のためにある——そう割り切ると、計画がぐっとシンプルになります。

 

ステップ3:「好きな時間」を最優先にスケジュールを組む

  • 鉄道旅なら乗車時間を最長に
  • 温泉旅なら入浴時間をゆったりと
  • 寺社巡りなら滞在時間を十分に
  • グルメ旅なら食事時間をたっぷりと

「観光地をはしごする時間」を削ってでも、「好きなことに没頭する時間」を確保する——それがテーマ旅行の鉄則です。

 

🔍 あなたはテーマ旅行に向いている? 自分診断チェック

以下の質問に「はい」が多かった方ほど、テーマ旅行に向いています。

チェック項目:

① 自分には「これが好き」と言えるものが明確にある

② 同じ趣味の人と話すと楽しい

③ 旅行中に「目的もなくぶらぶらする」のはあまり好きではない

④ あるテーマについて深く知りたいという欲求がある

⑤ 自分のペースで行動するのが好き

⑥ 写真を撮るのが好き(または記録を残したい)

⑦ 新しいスキル(陶芸・料理など)を学ぶことに抵抗がない

診断結果:

5〜7個「はい」の方→ あなたはテーマ旅行の達人予備軍です。すぐにでも計画を始めましょう。

3〜4個「はい」の方→ あなたはテーマ旅行の入門者です。まずは日帰りから「好き」を試してみるのがおすすめです。

0〜2個「はい」の方→ まだ「好き」が定まっていないかもしれません。まずは日常の中で「自分が何を好きか」を探すことから始めてみましょう。

 

📢 最後に——「好き」はあなたの人生を豊かにする

「好き」を持つことは、生きがいを持つことと同じです。

Bunnik Toursのレポートでも指摘されているように、現代の高齢旅行者は「どこに行くか」よりも「何を体験するか」を重視しています。趣味を旅の中心に据える「テーマ旅行」は、まさにそのニーズにぴったり合う旅の形です。

あなたの「好き」が、あなただけの特別な旅を作ります。

鉄道の窓から見える夕日。
温泉から見上げる星空。
お寺の静寂に響く鐘の音。
地元でしか味わえない一杯の味。

それらはすべて——あなたが「好き」だからこそ、特別な価値を持つのです

さあ、あなたの「好き」を旅の中心に据えてみませんか?

きっと、今までにない深い満足感が得られるはずです。

 

🩺 免責事項

本ガイドは一般的な情報提供を目的としており、個々の健康状態・体力に合わせた旅行計画については、かかりつけ医にご相談の上、ご自身の責任において行動してください。各体験施設・観光地の最新情報は直接ご確認ください。

広告
トップに戻る↑
次のページを読む→